ウィルチェアーラグビーのドリブルは特徴的で、
前方にボールをつく際、手をくるっと回しながら投げていることがあります。
その理由を羽賀選手に聞いたところ、
回転がついていると、手元に返ってきやすいんだそうです。
たしかに試合を見ていると、ボールが弧を描いて、ちょうど膝上あたりに戻ってきているように見えます。
さらに、回転をつけて遠くに投げることで、長い時間ラグ車をこげるので、大きく前に進むことができる、
というメリットもあります。
ただし、これができるのは、周りにディフェンスが少なく、前方に余裕がある場合のみです。
ディフェンスに囲まれているときは、ラグ車のすぐそばで、腕を伸ばしてドリブルをしています。
この回転つきドリブルは車いすバスケでも行われていますが、
健常者のラグビーやバスケにはないので、車いすを使用するスポーツのみの特徴のようです。
羽賀選手に再現してもらいました。
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